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110号車 西へ

昨シーズンからの傾向としてGT3Rに比べて最高速が若干劣る、立ち上がりの加速が遅い、という未解決の問題を持ち越していました。リストリクターが大きかった2006年は多くのライバル達に対抗できる十分なパワーを得ていたので最優先課題ではありませんでしたが2007年、昨年の開幕から2ランクダウンのリストリクター装着が義務付けられ大幅にエンジン性能が制限されることになりました。他のポルシェ勢は1ランクダウンなのですが、なぜかボクスターだけが+50kgのハンディウェイトを科されることに・・・
迎えた開幕前の鈴鹿合同テストでは大幅なパフォーマンス低下を余儀なくされ、対応策として「ダウンフォースアップにより旋回性能を向上させタイムアップ!」のための開発を急ピッチで進め、開幕戦では何とか結果に結びつけることができました。その余波を駆って第2戦でも
下位グリッドから表彰台圏内へのジャンアップ、一度はペナルティで(今でも納得していませんが)順位を落としたものの上位陣を抜き去り同一周回の戻ったその猛追は鬼気迫る渾身の走りだったともいえます。そして迎えた富士、ご存知の通り新車投入にタイヤメーカーの変更、ここから迷走が始まりました。一旦はJLMC菅生参戦により光が見えたかに思えた1号車ですが、セパンでのエンジンブロー、菅生での雨、満足なレースをさせてもらえません、そして鈴鹿1000kmに至っては111号車と2台ともにリタイヤ・・・
最高速を伸ばすたにダウンフォースをキープしたままドラッグを減らす、エンジンパワーのドロップを防ぐために吸気温度を下げる、この二つに大きな改善を加えて#110ボクスターをもてぎに持ち込みました。ニューバージョンのタイヤも投入、金曜日のフリー走行ではトップタイムを記録する好調な滑り出し、予選では第3ピリオドまで進出し6位を獲得、決勝へ向けてのセッティングも順調、日曜朝のフリーで最終的な調整を行い、勝利に向けてスタートを切りました。しかし・・・やはり加速は遅く、給油時間は50秒を越え、ピット作業で13号車に逆転されることに。計算では、3位まではとどくはずでしたが13号車を抜くのにタイヤを使ってしまい、4位のマッハ号に追いついたものの加速に勝る5号車をかわせず5位でフィニッシュしました。
結果は満足できるものではありませんでしたが、今の110号車にかけているものがはっきりしました。加速スピードと給油スピードです。現在加速については詳細なデータを重ね合わせて究明中、ほぼ、解答らしきポイントはみえつつあります、これが解決すればアンダーが消え、立ち上がりの加速が早くなり、本来のパフォーマンスを発揮することになるでしょう。それでもエンジン的には他のポルシェの1ランクダウンなので絶対値ではかないません。タイヤはかなり進化しましたがYHも鈴鹿からはNEWスペックのようです。まだまだです、ただ、今まだまだということは今後まだまだ進化するということ!
オートポリスへ向けてさらに頑張ります、110号車、西へ!


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