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何処の誰かは知りませんが

工場からの帰り道の中央道、局地的な豪雨でしょうか、ルーフを叩く雨音はドラムのように響いてます。皆さん60kmぐらいで安全運転しているなか「ぜーんぜんへーきッ!」「ハイドロさんいらっしゃーい」ぐらいの勢い、速度差100kmぐらいでズルズルしながら走っていく車、危ない危ない、事故でもおこさなけりゃいいなと思いながら見送りました。
暫くすると遠くのほうでこちら側にライトを向けている車が1台!?、えっ、逆走?と思った瞬間その車はクルリと向きを変えトロトロと本来の方向へ、走り始めたようです。
近づいてみるとその車はやはり先ほどの無謀運転の車、赤いポルシェでした。
しかし何かが可笑しい、フロント左側のタイヤはまっすぐなのに右側のタイヤは有り得ないぐらい右に切った状態、ホイールの内側が見えそうな、パンチラ状態です。
車はガコガコと音を発しているに違いない様子でのろのろとPAに入っていきました。
後ろから見ると品川ナンバーの赤い車のエンブレムは 968と書いてあります・・・なるほど、これで明らかになりました。フロントエンジン4気筒のポルシェ968だったのです。怖いもの見たさで少し離れてついていくと、雨が凄いので実際の音はわかりませんが、漫画なら吹き出しに「ギッタンバッコン」とかならず入ってる感じがする動きです。
SAエリアの奥のほうに車を止めたドライバーは電話を始めました。聞こえてくる話を聞くともなく聞いていると・・・「ウインドウ汚れこびりついてて路面よく見えなくてさぁー、ハイドロになっちゃって、一瞬で中央分離帯にヒットしてアーム折れてスピンだよー、
向変って後ろ向いたままガードレールにホイール擦りながらバックしてって暫くして止まったよー、イメージで言うとさぁー、鈴鹿の2コーナー立ち上がって濡れた縁石踏んでインマキして内側のタイヤバリヤに当たってさらにガードレールにホイール擦って止まって車体に赤と緑の線入っちゃってがっくりー、みたいな感じ!まーレースだったらすぐ無線で『アーム折れてスピンー!!フロント右っ!どうなっての!!!!』とか言って不機嫌な振りしてとりあえずごまかす?でしょう?、そんな事なんで、すぐローダーで来てねー、待ってまーす」といってトイレに行ってしまいました。よくわからない話ですが、要約すると、無謀運転の車がハイドロプレーニング現象でハンドルを取られて分離帯にぶつかり右前の鋳物のAアーム後ろ側がバックリ折れてスピンしてバックする形で進行方向滑っていきやっと止まった後、高速道路上でUターンをして再度低速走行で走り始めたSAエリアまで辿り着いてまもなくどこかの工場からローダーがきてその車を積んで去っていきました、という事のようです。。。
その車のドライバーはローダーの人に能天気にこういってました・・・
「いやーレース経験なきゃパニクってどっか飛んでるよねー、でも普通だったらこんな雨でスピード出さないもんねー、♪難しい問題だ!、FFだったら何とかなったよなー♪」

このお話でお分かりかと思いますが、一歩間違えれば、多くの人を巻き込んだ大事故にもなりかねない危険な状態でした。人間ついつい油断したり、思い上がったりしてしまうのです。
これを慢心といいます。まさにこの赤いポルシェ968に乗った運転手さんは慢心していたのでしょう、きっと自動車の運転以外にも、仕事でも、お付き合いでも・・・・
でも最後にこの運転手さん、家族に「ちょっと車調子悪くなったから石川SAに止めてメカに取りに来てもらうことにした、雨強いから運転気をつけてね、ゆっくり来てね」と余計な心配をかけない気配りを見せながら、お迎えを頼んでいました。
何処の誰かは知りませんが、ちょっと勘違いしているようですが、まだ人としてやり直せるような、人様に迷惑だけかけて終わるような、そんな人ではないような気がしました。

私も、「人の振りみて我が振り直せ」と、「やっぱりレインのW3はダメだ」と、心に誓い、お迎えのくるま、FFのA200で帰途についた次第であります・・・
(このお話はフィクションです)

いやー皆さんいろいろスミマセン、反省してます。もてぎがんばります。


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