SGT Rd.01 RACE REPORT

2007年3月16~18日 鈴鹿サーキット(三重県)

3月16日~18日、鈴鹿サーキット(三重県)で2007 SUPER GT開幕戦 「SUZUKA GT 300km」レースが行われた。


GT500は最終ラップにまさかの波乱があり、予選5位からスタートしたNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/高木虎之介組)が逆転優勝。GT300はNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z(影山正美/藤井誠暢組)がポール・トゥ・ウインでの優勝となった。


アークテックモータースポーツ・110号車は予選14位からスタートし決勝は6位でゴールしポイントゲット!まずまずの開幕スタートとなった。

3月16日(金) 特別スポーツ走行

3月初旬の合同テストからあっという間の2週間。2007年スーパーGTチャンピオンシップがついに幕を開ける。110号車は入念な調整と空力パーツにモディファイを加え、このレースウイークに挑む。カラーリングも一部変更され、下回りの一部をハセプロさんのマジカルカーボンでブラックアウト、より精悍になっている。


なにより周囲を驚かせた変更点は第二ドライバーだ。当初予定されていた滑川選手から昨年FORD GTをドライブしていた光貞秀俊選手に急遽スイッチ。クルマの性能調整を考慮し何としてもポイントを獲りにいく構えだ。黒澤・光貞両選手のラインナップならば何かやってくれる!そんな期待をチーム関係者の誰もが思っている。


午前のスポーツ走行は予定どおり10時15分から開始、まずは黒澤選手がドライブ。クルマの状態を確認しつつセットアップを進め、2分6秒台が出たところで光貞選手にバトンタッチ、さらにセッティングを詰めるがタイミングモニターの順位は一向に上がっていかない。結局、合同テストのタイムを上回ることなく2分6秒545、GT300クラス13番手でこのセッションを終える。トップは1年ぶりに参加するNo.43 ARTAガライヤが2分4秒267、No.13 エンドレスアドバン洗剤革命Zの2分4秒676と続く。


午後のスポーツ走行はGT500クラスとの混走セッションから始まる。そんなコースが大混雑する中早くもNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z が2分3秒138をマーク。昨年のレコードタイムをあっさり更新してしまう。110号車はGT300クラスの専有セッションに午前のタイムを上回り10番手につけるが、この日の総合結果は2分6秒223で11番手となり初日の日程を終える。
明日の予選、スーパーラップに進出するには少なくとも4秒台のタイムが必要と思われる。

3月17日(土) 公式予選日

公式予選1回目、最初の20分間はGT300クラスの専有時間帯。青空が広がるが気温11度と風が強く肌寒さを感じる中でスタート。


開始後間もなくNo.101 TOY STORY apr MR-Sが2分2秒台をマーク。早くも熾烈な展開が予想される。前日のスポーツ走行でトップだったNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Z はMR-Sを上回る2分2秒536を叩き出しトップに浮上。110号車も昨日のタイムを1秒以上短縮し、2分5秒180とするがライバル達は更にベストタイムを更新、セッションが進むにつれて順位を下げていく。


結果は予選14番手、同じエンジンを搭載するNo.26ユンケルパワータイサンポルシェにも0.4秒の差をつけられてしまう。実に4秒台までに13台という超激戦の結果となった。


結局、No.13 エンドレスアドバン洗剤革命Zの影山選手はスーパーラップでもタイムを縮め、コースレコードを更新しポールポジションを獲得した。2?3番手にはNo.43 ARTA Garaiya、No.101 TOY STORY apr MR-Sと2台のミシュランタイヤ勢が並び、4番手にはNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408Rがつけた。

GT500クラスではNSX勢がフロントローを固める。なかでもNo.8ARTA NSXの伊藤選手はスーパーラップでなんと1分50秒を切る1分49秒842をマーク。圧巻のポールポジションとなった。

3月18日(日) 決勝日



この日も快晴となるが風が強く、スターティンググリッド上のGREENTECバナーが大きくたなびく。この決勝日多くのGREENTEC社員が応援に駆けつけてくれている。ご支援を頂いているスポンサー様のためにも何とか結果を残したいところだ。


レースは予定通りフォーメーションラップ開始。GT300クラスは、予選3番手だったNo.43 ARTA Garaiya新田選手が始まったとたんにスピンを喫し早くも最後尾スタートとなる。


110号車は黒澤選手がスタートドライバーを努める。無事にオープニングラップを終え順調に周回を重ねていく。スタートから約35分が経過、17周を終えた時点で早くもピットイン。


ここにチームの作戦が光る。メカニックはミス無く確実にピット作業を終え光貞選手をコースに復帰させる。ここでの順位は大きく下げてしまうがライバル達のピットインが終わった頃が楽しみだ。
光貞選手は後半の長いスティントにもかかわらず攻めの走りを続けコンスタントに2分8秒台で周回を重ねる。途中デグナーと130Rで2回のコースオフを喫するがコースに留まる。


全車がピットインを終えた頃、クラス10番手あたりまでポジションを上げる。さらにレースも終盤となった頃、GT300クラスのトップ10圏内を走っていたクルマに次々とドライビングスルーペナルティが課され、さらに順位を上げる。GT500クラスのトップARTA NSXが最終ラップでスローダウンし観客の目がモニターに釘付けとなったところでレースはチェッカー。


110号車はクラス6位入賞!2人のドライバーとチームがミスなくレースをコントロールした総合力での結果となった。
GT300クラスは、この週末すべてのセッションでトップタイムを記録していたNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命Zがポールtoウイン。2位はNo.2プリヴェKENZOアセット・紫電。3位はNo.101 TOY STORY apr MR-S。以下、ムルシェRG-1、VEMAC408Rと続く。GT500クラスは最終ラップの大逆転でNo.38 ZENT CERUMO SC430がトップ。2位はNo.23 XANAVI NISMO Z。フロントローを独占したNSXは3位にNo.32 EPSON NSXが入るに留まった。

Next Round

次戦スーパーGT Round.2は4月6日~8日岡山国際サーキットで行われる。


この開幕戦ではクルマの性能差を思い知る結果となったが、上位のライバル陣がウエイトを積んでくるため、110号車との性能調整が拮抗することを期待しつつ、クルマの改良をより進めることがチームに与えられた優先課題となる。


今回応援してくださった多くのお客様、スポンサー様、
ありがとうございました。
次回も皆様の応援を心よりお待ちしております。