SGT Rd.02 RACE REPORT

2007年4月6~8日 岡山国際サーキット(岡山県)

4月6~8日、岡山国際サーキットで2007 SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。


GT500クラスはNo.8 ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組)が優勝し開幕戦の雪辱を果たす結果となった。

GT300クラスはNo.101 TOY STORY Racing apr MR-S(大嶋和也/石浦宏明組)が優勝となった。

4月6日(金)スポーツ走行

開幕戦の結果を受けて300クラスでは9台が救済処置を受けてくるが、我々110号車に救いの手は無く、地道な努力でトータルパフォーマンスを向上させるべく、富士合同テストの結果からウイング、翼端板、リアフェンダー、サイドガーニー、ボンネットなどを改良。 作業はサーキット搬入日となる木曜日の朝まで行われ岡山戦に挑む。


午前のスポーツ走行ではそれらの空力パーツなどの確認に終始し、ピットイン・アウトを繰り返し細部の調整を行なった。午後からは予選・決勝を見据えたセットアップ作業を進める。


この日300クラストップは、No.2プリヴェKENZOアセット・紫電の1分31秒750。開幕戦後のウエイトハンディ20kgなどとても関係ない様子である。


110号車のベストタイムは1分32秒987と総合結果で15番手に留まるが、クルマのセットアップが順調に進んでおり、黒沢・光貞両選手からは自信に満ちた表情と笑顔がこぼれ明日の予選に期待がかかる。

4月7日(土)公式予選

公式予選1回目。 気温12度、路面15度と肌寒さを感じる中で予定どおり10:25から300クラスの専有走行がスタート。


110号車は光貞選手がステアリングを握りNewタイヤでコースイン。
開始から約10分弱、4ラップ目で1分31秒483をマークし昨日のベストタイムを1秒以上上回る。タイミングモニターの表示は4番手だ。専有走行終了まで残り10分、2セット目のNewタイヤを装着しピットで待機する。残り5分となった時点で順位は10番手まで下げるが、再アタックのサインはまだ出ない。


スタッフ全員が緊迫の時を過ごす。
結局2度目のアタックは断念。 300クラスの専有走行は終了する。
光貞選手は30秒台のタイムが見えていただけに悔しがる。ドライバー、エンジニアそれぞれの思いが交錯した公式予選1回目だった。


トップは、No.13 エンドレスアドバン洗剤革命 Z(影山正美選手)が1分30秒540、2番手は、No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R(黒澤治樹選手)1分31秒166、以下No.88 アクティオムルシェRG-1(マルコ・アピチェラ選手)と続く。
我々110号車は予選13番手、タイムは4周目にマークした1分31秒483、なんと1秒以内に13台がひしめく接戦となった。


500クラスはまたもNSX勢が独占。No.8 ARTA NSXの1分22秒753、No.18 TAKATA 童夢NSX、No.17 REAL NSXと続く。スーパーラップ終了後300クラスのポールポジションはNo.2プリヴェKENZOアセット・紫電の1分31秒750に決まり、500クラスはNo.8 ARTA NSXが1分22秒881と2年連続でポールポジションを獲得した。


今回もスーパーラップ進出とはならなかったが、この2日間で綿密なセットアップを行い、決勝セットには自信を持っている。また、ドライバーからも自信に満ち溢れたコメントが聞けているのが頼もしい。サーキットは夜になってまとまった雨が降り出した。明日のコースコンディションが大きく変わってしまわないか心配である。

4月8日(日)決勝日

午前のフリー走行を終えマシンは至って順調な仕上がりを見せている。 スタート進行が始まっている中、晴れ渡っていた空が急に雲に覆われ、慌ててウェットタイヤを用意。だが、雨が落ちてくることはなかった。


決勝レースは14時スタート。
開始時点での気温は18度、路面温度は25度と、このレースウイーク中で最も高くなった。スタートドライバーは黒沢選手が務める。


500クラスはスタート直後の1コーナーでポールのNo.18 TAKATA 童夢NSXがコースアウトを喫するが、 300クラスはきれいに1コーナーを抜けていく、1周目変わらぬ順位のままホームストレートを通過。レースが動き始めたのは10周を過ぎたあたりから、予選3番手だったNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408Rが15周目の1コーナーでコースアウト。4番手のNo.43 ARTA Garaiyaもアトウッドカーブでコースアウトし、110号車は11番手に順位を上げる。

この間にポールスタートのNo.2プリヴェKENZOアセット・紫電、2番手のNo.101 TOY STORY Racing apr MR-Sの2台が3位以下を大きく突き放す展開となった。開始から約35分が経過、No.88 アクティオムルシェRG-1がマシントラブルでリタイア。3番手に上がったNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命 Zもドライブスルーペナルティを受けこれで110号車は8番手まで順位を上げる。


34周目、それまでスタート直後からテールtoノーズバトルを繰り返していたNo.7 RE雨宮 RX-7と2台同時にピットロードへ。いち早くルーティーンを終えコースに戻る光貞選手、スタートからのバトルはタイヤ交換で決着した。順位は一時的に15番手まで下げる。15時15分、モニターにドライブスルーペナルティの表示が映し出される。ゼッケンは110、一瞬固まるスタッフ。


理由はピット作業違反、左フロントタイヤを外した際にタイヤを平置きにしなかったということ。これに関してチームは正式に抗議を提出している。やり切れないドライブスルーペナルティを済ませ他車のルーティーンが一巡した15時25分、110号車は9番手を走行。ライバルが34秒台から35秒台で周回しているなか、33秒秒台を連発し猛プッシュ、52周目でNo.5 クムホプロミューマッハ号320Rを捕らえ8番手浮上。


56周目でNo.7 RE雨宮 RX-7をかわし7番手へ浮上。16時を廻った頃には一時10秒前後あったNo.13 エンドレスアドバン洗剤革命 Zとのギャップはコンマ4秒まで縮まっていた。勢いは衰えることなくエンドレスZを捕らえ70周目には5番手に浮上する。


その後もペースを緩めることなく33秒台を維持しながらNo.87 マルホン ムルシエRG-1を追うものの及ばず、結果5位でチェッカーとなった。

Next Round

次戦スーパーGT Round.3は 5月2日~4日富士スピードウェイで行われる。


チームはこの第三戦から新車を投入する予定で日夜を通し車両製作に勤しんでいる。ポルシェに有利と言われる富士だが、テストの結果ストレートスピードに優位性はあまりなく、Newシャーシによるコーナリングスピード向上が鍵となっている。また、空力パーツも更なる改良加えられる予定となっているので是非とも期待していただきたい。


今回応援してくださった多くのお客様、スポンサー様、
ありがとうございました。
次回も皆様の応援を心よりお待ちしております。