SGT Rd.04 RACE REPORT

2007年6月22~24日 セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)

6月24日、マレーシアのセパンサーキットで 「SUPER GT International Series MALAYSIA」の決勝レースが行われた。
GT500クラスは予選14位からNo.24 WOODONE ADVAN Clarion Z(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治組)が大逆転の末、優勝。
GT300クラスはNo.101 apr MR-S(大嶋和也/石浦宏明組)が今季2度目の勝利となった。

6月22日(金) フリー走行

シェイクダウンとなってしまった第三戦富士からJLMC菅生を経て、セパン戦の船積みまで約2週間。チームは初期トラブルを克服し、現状考えられるモディファイに熱対策などを加え、このセパンに挑む。ボクスターが得意とするテクニカルサーキットだけにドライバー&スタッフ共に気合が入る。目指すは表彰台!


金曜日午前の走行は予定より5分送れ、11時35分スタート。空は曇っているが気温30度、路面温度は約40度とセパンにしては比較的楽なコンディションで開始となった。まずは黒澤選手がステアリングを握りコースイン。いつものようにクルマのコンディションを確かめながらセットアップを進めていく。10ラップを終えピットイン。セットを変更し再スタートしようとするが、スターターが回らず約20分ロスしてしまう。


セッション終了まで残り30分となったところで光貞選手にスイッチ。この時点で順位は6番手、ベストタイムは2分09秒690。トップは、NO.43 ARTA Garaiyaの2分09秒274。その後このセッションでタイムアップはなく、黒澤選手がマークした2分09秒690が110号車のベスト。順位は11番手となる。最終的にトップは2分08秒065でNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shidenとなった。110号車は、空力パーツの改良が功を奏しフロントのダウンフォースアップに手ごたえを感じている模様。


続いて午後のセッションが16時15分からスタート。ドライバーは光貞選手が勤める。コースは路面改修後初のレースウイークとなり、次第に路面が良くなりつつあるため各車タイムアップが予想される。光貞選手は午前中に使用したUSEDタイヤにもかかわらず2分08秒台に入る。その後イン・アウトを繰り返しセットアップを進め、NEWタイヤでコースイン。2分08秒341をマークするが、トップは7秒台に入っている。この日午後のセッションは、No.101 apr MR-S が2分07秒169で1日を通してトップタイム。2番手は、No.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden 2分07秒352、3番手は、NO.43 ARTA Garaiya 2分07秒424と続く。USEDタイヤで8秒台は悪くないタイムだが、NEWタイヤで1発が出ない状況はとても厳しい。


6月23日(土) 予選


この日セパン入りしてからの3日間で一番の快晴となり、気温・路面温度とも非常に高くなった。予選1回目は、午前11時からGT300クラスの占有走行から始まる。アタッカーは光貞選手。


開始早々、2分07秒894をマークしタイミングモニターでは2番手となる。10分を経過したところでピットイン、順位は5番手。ウイングの調整とタイヤをNewへ交換し11時14分、再度コースイン、順位は11番手まで後退する。そして占有走行時間終了間際に2分07秒883をマークし10番手となる。11時40分、混走でライバル達はタイムを縮め最終的に14番手に順位を落とす。普段のセッションなら混走時間帯にタイムアップは難しいところだが、今回は4台がタイムアップ。またもスーパーラップ進出を逃してしまう。トップは、昨日に続きNo.101 apr MR-S で2分06秒665。2番手には、No.46 宝山 DUNLOP Z が入った。GT500クラスは、No.18 TAKATA 童夢 NSX がトップ。NSX勢がワンツーとなった。


続いて予選2回目は短い時間ながらも決勝に備え、光貞選手が最終セッティングを詰める。コンスタントラップは決して悪くないだけに決勝レースは期待が持てるところだ。


スーパーラップはGT500クラス、No.18 TAKATA 童夢 NSX がトップで3戦連続ポールポジションを獲得。GT300クラスは予選1回目のタイムを更に縮め、No.101 apr MR-S が獲得。タイムは2分06秒584、両クラスともコースレコードを更新した。


6月24日(日) 決勝


決勝スタートは16時過ぎ。昼間の暑さを考慮してのスタート時間だが、気温34度、路面51度と、過酷なコンディションとなる。午後に入って雲が多くなり、天気予報では雨の可能性もあったが、結局、強烈な日差しの中でのレースとなった。


レースは10分遅れでフォーメーションラップが開始されたが、なんとポールポジションのNo.18 TAKATA童夢NSXがスローダウン。コースサイドにクルマを止めるという、波乱を予感させる幕開けとなった。GT300クラスは、大きなトラブルもなくスタートするがメインストレート上で上位グループと何故か間隔が開いてしまう。110号車は黒澤選手がスタートドライバーを勤めるが、中段グループの中に囲まれ、中々ペースが上がっていかない。ポールスタートのNo.101 apr MR-Sが逃げ、No.43 ARTA Garaiyaが追う展開。9周目にGaraiya がコースアウトしピットに戻るがリタイヤとなる。


110号車は10周を過ぎたあたりから徐々にペースアップするがポジションは13番手。20周付近からピットインする車両がかなり現れる。黒澤選手は26周目ピットイン。メカニックはタイヤ交換、給油とミス無くルーティーン作業を済ませ光貞選手をコースに復帰させる。


その後、3ラップ目あたりから8~9秒台のペースで追い上げる。33号車ハンコックと7号車セブン47号車宝山Z3台を「まとめて次パスするよー」と光貞選手の無線が入った直後、ランカウイカーブを立ち上がったところで突然のエンジンブロー、37週目でレースを終えることとなった。


レースは、GT300クラスNo.101 apr MR-Sが優勝し、第2戦岡山につづく今季2勝目。2位はNo.4 EBBRO 350R、No.46宝山DUNLOP Zが3位となった。GT500クラスはNo.24 WOODONE ADVAN Clarion Zが、KONDO RACINGのSUPER GT参戦以来初優勝を果たした。 


NEXT ROUND


次戦スーパーGT Round.5は7月27~29日スポーツランド菅生で行われます。必勝体制で挑んだつもりのセパン戦でしたが、改良の余地もまだまだ残っており、ポテンシャルを100%引き出せている状態ではありません。次戦菅生では待望の110号車に合わせた新スペックのタイヤ投入を予定しています。クムホタイヤのパフォーマンスにもご期待ください。そして今回応援してくださった多くのお客様、スポンサー様、ありがとうございました。次回も皆様の応援を心よりお待ちしております。